幕 末 銃 の 書



デザイン上、画像が左右反転している物も御座います。御容赦下さい。

アームストロング砲

イギリス製


(口径7インチ)

イギリスで開発された、幕末最強の大砲である。

110ポンド砲であり長崎のグラバーから仲介して

佐賀藩が輸入した。戊辰戦争では、上野戦争で、

優位であった彰義隊を散らせた大砲である。

奥羽でも使われ、佐賀の大砲の異名を得ていた。




ガトリング砲

アメリカ製


(弾直径1インチ)

ガトリングが発明した回転連射式機関砲である。

発射速度は一分間に150〜200発で命中精度も高く

幕末時に日本に輸入されたのは3門だが、そのうち

2門を長岡藩が所有していた。

長岡藩家老河井継之助は先見性が長けていたのだ。




ナイシェー銃

ドイツ製騎兵銃


(口径17.5ミリ 全長820ミリ)

ゲベール銃は命中精度が低いので代用されたのが、

猟銃であるヤゲール銃の一種、騎兵用の銃である。

前装施条式でライフル(銃身内側の溝)の鋭い星型

が特徴である。




スタール銃

アメリカ製騎兵銃


(口径14ミリ 全長1410ミリ)

レバーによる操作が特徴。単発銃。日本に伝来したのは

戊辰戦争前後で、この戊辰戦争を中心に使用された。

のちに陸軍創設時にも採用された。




ミニエー銃

フランス製、各国にて普及


(口径14ミリ 全長1280ミリ)

フランスのミニエー歩兵大尉が考案した椎の実型の

弾を使った前装施条式銃。日本でも製造されていて

イギリス改良型のエンフィールド銃とともに広く

普及した幕末期、銃の代名詞である。




スナイドル銃

イギリス製歩兵銃


(口径14.7ミリ 全長1375ミリ)

エンフィールド銃をさらに後装式に改良した銃。

弾を込める遊底部を開いて装填する形式であり、

伏したままの操作が可能になる事により戦場の

兵士にとっては画期的な改良である。




ゲベール銃

オランダ製歩兵銃


(口径17.5ミリ 全長1499ミリ)

洋式輸入銃の中でも早い時期に普及した銃である。

長崎の高島秋帆がオランダから輸入したのが最初で

円弾と発火薬を銃口から込める前装式である。

命中精度は低く、幕軍はこの銃を多用していた為

西軍に苦戦を強いられたと云われている。



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